TinderでツイッターのIDを載せている人をよく見かけます。
2019年から、Tinderは身分証による年齢確認を済ませなければチャットが閲覧できない仕様に変わりました。
そのため、年齢確認を済ませていない会員がIDを載せていると思う人もいるのかもしれませんが、彼女らはほとんどが援デリ業者です。
援デリ業者とは、実店舗を持たない違法風俗業者で、主にマッチングアプリで集客をしています。
風俗業者でもかまわないと思う方もいるかもしれませんが、顔も年齢も違う別人がくる、時短業者と揶揄されるほどサービス内容が酷い、風営法違反のほう助となる恐れがある、などいい所がありません。
でも、業者じゃなくて、少しは一般女性もいるのかも…。
そんな、希望を持つ方もいるかもしれません。
というわけで、実際にどのような手口で勧誘してくるのか、twitterアカウントを載せているTinder会員20人にDMしてみました。
1人目:典型的業者のパターン
業者には、典型的な特徴があり、1人目はその特徴が分かりやすい会員でした。
まずは、Tinderのプロフィールから。
年齢や名前は別の入力項目があるのに、わざわざプロフィールにも書いています。
一見おかしくないように思うかもしれませんが、一般の人は何度も同じことを記入することはあまりありません。
業者は架空の人物のプロフィールを適当に書いているためか、内容が薄いのです。
年齢、名前、職業など、別枠でも入力しているはずの情報をプロフィールで繰り返すことが多いんですよね。
そして、業者特有の「ついったー」の間に、句読点や絵文字をはさむ、垢BAN対策をしています。
ツイッターのアカウントも、典型的な業者ですね。
エロ系のプロフに、写真要求NG。
援デリ業者は、その時に空いている嬢を派遣するため、顔写真の交換は出来ません。
DMの返信も典型的です。
・2万円は次の時に返す
・場所は指定
と業者の特徴をすべて備えています。
援デリ業者の要求額は、きまって2万円。
そして、2回目には返すので、1回目はお金を預けて下さいという謎の保証金を要求してきます。
2回会えることはありませんので、当然、お金は返ってきません。
会う場所も指定されていて、新宿、渋谷、池袋、五反田、錦糸町など、嬢の待機場所近くでしか会うことができません。
業者はリピーターができないほどの悪質風俗ですし、1回目の情報弱者だけだませればいいのです。
2人目:プロフがエロくない
2人目のTinderのプロフィールも見ていきましょう。
業者は、BAN対策で「ツイッター」と直接書かないことが多いですね。
ツイッターのプロフィールを見てみると、珍しくエロ系ではありません。
もしかしたら一般人でしょうか？
DMを送ってみると、挨拶だけなのに大人の関係の提案。
この後、場所も渋谷でと指定され、ホ別2の援デリ業者でした。
1人目のように分かりやすいタイプではなく、一見業者とわからないような1クッション置いてくる手口も使います。
3人目:変化球のホ別2万
ホ別2万が業者だから、ほかの料金なら大丈夫というわけではありません。
まずは、Tinderのプロフィールから。
「会えるついったらー」とか、「うーまんいーつ」、「〇〇そむりえ」、「ち〇〇の食べログ」などのパワーワードを業者も使います。
ツイッターのプロフィールを見てみましょう。
業者らしい、エロプロフィール＆写真NGですね。
このアカウントは、13年前に作られたアカウントで驚きました。
ティンダーのプロフィールでは21歳でしたので、何歳の時に作ったんだよ！とつっこみたくなりますが、Twitter垢販売業者から買ったのでしょう。(古いアカウントは垢BAN対策になる。)
DMをしてみると、少しメッセージ内容が変化球でした。
業者おなじみの「ホ別2」ではなく、ホテル代こみで26000円。(ホテル代5回分を先払い。)
業者特有の謎の保証金制度や写真NGはそのままですが、こういった変化球もあるとは。
業者も1パターンな手口だけでは騙せないので、工夫している模様です。
また、もうひとつの業者の特徴である場所指定は、固定ツイートでされていました。
4人目:なぜお金を預けなければいけないのか
なぜ、セフレなのに最初にお金を払わなければいけないのか？というのは、みんな疑問に思うところでしょうし、業者も腕の見せ所です。
まずは、4人目のTinderアカウント。
珍しく、「Twitter」をぼかさずにストレートに書いています。
これは、もしや業者じゃない？？
Twitterのプロフィールを見てみましょう。
エロ系、写真NGとやはり業者か…。
自己紹介を送ってくれと業者はよく書いていますが、一般女性を装うためでしょうね。
どんな自己紹介でも返事するくせに。ｗ
DMを送ってみると、2万円を預ける理由を長々と説明してくれましたが、定番の「担保として」でした。
だいぶ無理がある。
業者に2万円払う理由は、性病が心配だから、ワンナイトでヤリ捨てされるのが嫌だから、2回目も会うため、など様々でしたが、業者20人すべて、担保・保証というワードが使われていました。
担保、保証というワードをみたら、業者と思っていいでしょう。
しかし、先にお金をもらって後で返すって還付金詐欺の手口みたい。
DMを送った20人全員が業者だった
ほかの業者はというと、多くが1人目のような分かりやすい業者でした。
後は、2人目のように1クッションおいてから勧誘してくる業者です。
20人もいれば、1人くらいは一般女性もいるのではないかと期待していたのですけどね。
Twitterのアカウントを見ると、普通にツイートをし、一般人と見せかけていて巧妙です。
業者の種類も、100％援デリ業者で、個人でやっているパパ活女子や、投資詐欺、キャバクラの営業などはいませんでした。(2021年6月現在。)
TinderでTwitterのIDを載せている人は、ほぼすべてが援デリ業者ということが分かりましたが、インスタやLINEのIDを載せている人たちも詐欺や業者ですで気を付けましょう。
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