焚火チャットは、AppStoreで提供されているチャットアプリです。
「焚き火チャット – 癒しのつぶやき/メッセージ 新感覚、疲れない匿名SNS」が正式名となります。
出典：AppStore
焚火の周りでつぶやいているような世界観をイメージしており、疲れない、匿名性が高い、ゆるいといったコンセプトのチャットアプリとなります。
では、焚火チャットは、どのようなアプリなのか、出会い系として使えるのか、詳しく紹介していきましょう。
焚火チャットはどんなアプリ？
焚火チャットの機能から説明していきましょう。
基本機能は、つぶやき、Pチャット、Gチャット、待機モード、プロフィールとなります。
つぶやきは、ほかのユーザーの投稿がタイムラインで表示されます。
投稿は、右上の書き込みのマークから出来るようになっており、最大140文字となります。
ほかのユーザーの投稿には、「いいね」、「わかる」、「応援している」、「♡」などの様々なリアクションを送ることができ、「話しかける」から、Pチャットができるようになります。
PチャットとGチャットの違いは、Pチャットは2人チャットでGチャットがグループチャットとなります。
待機モードは、会話相手を募集するモードです。
待機モードを使うと、焚火の周りに自身のアバターである動物が表示されるようになり、それを見たほかのユーザーがPチャットを送れるという仕組み。
待機モードとグループチャットの作成は、それぞれ10ポイント必要で、ポイントは動画広告を見たり、ツイッターでシェアすることでためることができます。
プロフィールは、名前、性別、場所(所在地)、一言(自己紹介)の記入ができますが、写真は設定できません。
プロフィールの項目が少なかったり、写真を載せられないなどの匿名性の高さが、気ままにつぶやける疲れないSNSというコンセプトにつながっているのでしょう。
焚火チャットの料金
焚火チャットは基本的には無料でつかえますが、月額280円のプレミアムプランもあります。
プレミアムプランに加入すると、
4アカウント使用できるようになる
つぶやき履歴が500→5000
Pチャット履歴が100→1000
広告非表示
待機モード、Gチャットのポイントが不要
動物のアバターが20→45種類に
プレミアムメンバー限定つぶやき
初期化時の連絡先バックアップ
初期化時のNGワード・ブロック引継ぎ
性別を指定して自分の投稿を送信
終了したGチャットの履歴を300表示
セキュリティロック
といった機能が開放されます。
運営会社は不明
課金制のあるアプリは、特定商取引法により、販売元の、事業者名、代表者名、所在地、連絡先、商品の販売価格などの記載がなければなりません。
これは、消費者保護のために必ず必要な情報です。
ですが、2023年7月現在、焚火チャットはこの特定商取引法に基づく記載がなく、運営者の詳細が不明のアプリです。
アプリストアのデベロッパ名にある「Sakamoto Tomoya」という方が代表者なのでしょうか。
ですが、サクラとしか話せない偽出会い系アプリや、怪しいアプリはこのデベロッパ名を偽名で書いていることが多く確証は持てません。
どこかに、情報がないか、利用規約に使われているサイトのURLを調べてみたところ、
1-323 Nishi16 Minami1 Chuo-ku, Sapporo, Hokkaido 060061
という情報のみ書かれていました。
北海道札幌市中央区南1条西16丁目1-323を調べてみると、札幌大通りにあるバーチャルオフィスのようです。
書かれている人物名は、デベロッパ名と一緒ですね。
個人が運営しているチャットアプリは、バーチャルオフィスやレンタルオフィスを所在地にしていることが多いので、
焚火チャットも、さかもとともやさんという方が個人で運営されているアプリなのかもしれません。
ほかに、Sakamoto Tomoyaさんの名前で、ビットモ、月見言という焚火チャットと似たチャットアプリも公開されていますが、焚火チャットより過疎であるようです。
焚火チャットは出会い厨やアダルトに厳しい
焚火チャットが、疲れないSNSとされるもうひとつの理由が、治安の良さにあります。
ナンパ行為、下ネタ、ほかのサービスへの誘導が禁止されており、
インストールすると以下のように、具体的に以下のように禁止事項が表示されます。
「女の子話そう」等、異性に限定したつぶやき
「通話しよう」など、ほかのアプリに誘導するつぶやき
「何歳？彼氏いる？どこ住み？」といったことを聞く
通報フォームもあり、アプリレビューを見てみると凍結も実際におこなわれているようです。
なかには、課金をしているのに、凍結され問い合わせても返答がないといったレビューもありました。
マッチングアプリとしては使えない
焚火チャットは出会い系として使うにはかなり厳しいアプリです。
出会いに厳しく運営が対処をしているというのもそうですが、ユーザー自体も出会いに積極的な人が少ない印象です。
筆者が、200ほどのユーザーを調べてみたところ、所在地や性別を秘密にしているユーザーが多く、200人のうち所在地と性別が分かる男性は20人ほどで、女性は5人しかいませんでした。
さらに年齢や容姿は分かりませんので、これで会える範囲の好みの相手を見つけるのは、かなり多くの時間を浪費するでしょう。
それならば、はじめから出会い系を使った方が圧倒的に出会えます。
焚火チャットは、あくまで独り言を言うつもりで使うのがよいのではないかと思います。
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